コラム

おすすめの一冊

Column 3

私たち吉岡印刷の社員が持参する社員証の裏には、5つの行動規範(クレド)が記載されています。

そのうちの一つに「いつも謙虚に」という項目があります。他責ではなく自責で、目の前に起こっている問題を、自分に原因があると考えて反省し改善することで成長を促す価値観です。社内では「リフレクション」(内省)という言葉もよく使います。

アイツが悪い、あの部署が悪いと言った時点で、自分の中で思考がロックされてしまって自らの成長をストップさせてしまいます。そんな私たちが築こうとしている「リフレクションと成長文化」について、考え方のヒントになる書籍があります。

ジェームズアレンの「原因と結果の法則」です。

100年以上前に書かれたベストセラーでカーネギーやナイチンゲールなど多数の著名人がこの本の影響を受けていると言われています。

その中では、こう書かれています。

「私たちは、自分の環境を直接はコントロールできないかも知れません。でも自分の想いは完璧にコントロールできます。よって私たちは間接的に、しかし明らかに自分の環境をコントロールすることが出来るのです。」

また、「私たちは環境の悪さを他の人のせいにするのを止め、強く気高い思いをめぐらすことに努めつつ、自分自身を強化しはじめます。環境と戦うことをやめ、それを自分のより急速な進歩のために、また自分の隠れた能力や可能性を発見するための場所として有効に利用しはじめます。」

と書かれています。

納得感を持って、そうだ!と思っても、日々の仕事の中で、またストレスや人間関係の中で気持ちがめげてしまうこともあると思います。

でもこの本では最後にこう書かれています。

「自己コントロールは強さです。正しい思いは熟練技能です。」と。

気持ちをコントロールし、正しい思いに戻すことは「技能」だと言っているのです。技能や技術は、繰り返し実行すれば身につきますよね。つまり、自分の思いを正しくコントロールする事を“技術”として毎日実践することで、周りの環境はよく変えらる、というのです。これ、真実だと思います。

ジェームズアレン曰く「自分こそが自分の人生の創り手である」

これを読んで頂いたみなさんそれぞれがそれぞれの場所で主役となり、素晴らしい人生となりますように!原因と結果の法則。おススメの一冊です。

 

代表取締役 吉岡寛人

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